2014年08月18日
タックルインプレッション - ブルーカレント66/TZ -
本ブログは細々と綴っている備忘録的な釣行日記ですが、
検索ワードとしてブルーカレント関連が上位に結構あるので、
僕が所有している番手を中心に触ったことがある
番手のインプレを書いてみます。
少しでもブルーカレントという竿のイメージが掴めれば幸いです。
【ブルーカレント 66/TZ LTD】
僕が現在使用しているメインロッドで主にジグヘッド単体&
スプリットリグの釣りで使います。
【感度】
まず最初に、所謂パッツン系ロッドではありません。
ある程度の張りはありますが、レギュラーラインナップの
ブルーカレントシリーズ同様に「比較的曲がる竿」です。
ですので、パッツン系でひたすら「金属的感度」を追求したい方、
またはPro4シリーズを使った事のある方からすると
ちょっと違うな・・・という感覚を覚えるかもしれません。
ただ、Pro4の様な金属的な感度とは違いますが、既存ライトゲームロッドでは
トップクラスの必要十分な感度があると言えます。
逆を言うと、金属的感度のある竿は人間にもビンビン伝わる反面
魚の方にも違和感を十二分に与えています。
掛かれば問題ありませんが、吸い込みが甘くなり
結果として針掛かりが悪い・・・これを「食いが渋い」と
表現される方が居ますが、結構これ竿のせいだったりもします。
そういう意味では「魚に違和感を与えず、アタリを取れる」感度を
この竿は持っていると思います。
水深15m・・・岸釣りで言うとディープレンジに当たりますが、
この水深においても金属的な感度を持つPro4シリーズと
何ら遜色ない釣果を得る事が出来ます^^b
僕がブルーカレントを使うキッカケを作った張本人であるヤマガブランクスの
フィールドテスター梶本さんはPro4を使っていた当時の僕の横で
ディープレンジの釣りにおいてダブルスコア近い釣果を
叩き出している事からも、他社製品から乗り換えた事で釣果が
落ちるなんて事はありません。
→ 単純に腕の差じゃろうというツッコミはなしでお願いします(笑)
【魚とのやりとり】
Pro4と比べるとブランクに粘りやトルクがあり、
しっかりと曲がってくれる為、不意にターゲットに走られた際の
ラインブレイクやバラしは激減します。
特に2lb以下の細いラインを使用した場合はテキメン違いが出ます。(断言)
今年の4月から使っていますが、Pro4と比べると
魚のキャッチ率は格段に上がっています^^b
(参考)過去に所有していたPro4…4S-610SL、IR-64EX
本ロッドでは残念ながら尺超えサイズは獲れていませんが、
28cmまでなら釣り上げています。
※6月の釣行ではこのサイズがかなり連発していましたが、バラしやブレイクは0でした。
言わずもがなですが、グッドサイズのアジは足元で急に泳ぐ向きを変える為、
ドラグ調整を怠るとラインプレイクが頻発する…
…という経験をお持ちの方は多いと思います。
ドラグ調整など・・・>_< ―― と面倒くさがりの僕が
本ロッドではアベレージ20cm後半のアジを1度もラインブレイクする事なく
捕獲できていますので上述したラインブレイクのしにくさ、
バラしにくさはPro4の上を行くと言って良いでしょう。
6月の釣行は「曲がる竿」のメリットが発揮された1シーンだと思います。
好みの問題ですが、「パッツン系ロッドでとにかく掛けたい!」
という方には不向きかもしれません。
逆に、「掛けた魚は確実に獲りたい!」という方には
この竿だけでなくブルーカレントシリーズが向いていると思います。
【調子について】
次にテーパーデザインですが66/TZは610/TZと比較すると
多少先調子に設計されています。
一見分かりづらいですが、右下の73/Tiリミテッドとの比較図と、
右上の610/TZのベンドカーブを
じっくり見比べて頂くと違いが分かるかと思います^^;
僕の場合、同じ竿でメバルを狙う事を考慮して610/TZではなく
限定版の66/TZをチョイスしています。
購入の際には値段がちょっとばかし違うので庶民の僕はかなり躊躇しました(笑)
上記の理由としては、
根魚を掛けた際には根に入られる前に根から引き剥がさねばならない為、
バットだけではなくベリーにまで力のある先調子の竿が必要。
逆に青魚は胴でその突進をしっかりと受け止める胴調子の竿が必要。
この辺りは人それぞれで見解の違いはあると思いますが、
これがライトゲームを10数年やってきた自分なりの考え方です。
基本的にはメバル狙いに重きを置きたい為、若干ではありますが
先調子である66/TZをチョイスしています^^
610/TZも使わせてもらいましたが、感度を含む66/TZとの大きな性能差は
僕には感じられなかったので個人的な所有欲であったり、上述したような
若干のテーパーデザインの違い辺りに特別こだわりが無いのであれば
レギュラーラインナップでも全く問題無いと思います。
性能的に劣るとは思いません^^b
【改善して欲しい点】
・・・と、ここまで比較的ブルーカレントを褒めちぎっていますが、
悪い点も書かないとインプレとは呼べないので正直に書きます。
あくまで個人的な見解ですが・・・
まず、バットのロゴの向きが悪いです(笑)
魚を釣った後で竿と一緒に写真を撮りたいんですが、それが上手くいきません。
→ トップ画像もかなり撮るのが面倒でした(ー ー;)
というのも、僕は右投げ左巻きというオーソドックススタイルですので
ブルーカレントのロゴ位置だと魚と並べて撮影しようとすると
リールのハンドルが地面と接触してしまい、うまく撮ることが出来ません。
撮影の度にわざわざハンドルを外すなんて面倒な事は勘弁です^^;
右投げ右巻き、左投げ右巻きの方であれば問題ないのですが、
世の中は圧倒的にオーソドックススタイルの人口が多い!と勝手に思ってますので
ここはマジョリティを代表して意見させてもらいます^^;
ヤマガブランクスさん、ロゴの向きを変えてください(>人<;)(笑)
次にグリップ形状について。
個人的に66/TZのそれは細くて握りにくいです。
TZモデルになる以前のブルーカレントは握りやすいある程度肉厚な
EVAグリップだったんですが、上記リミテッドを含む新型のTZシリーズは
グリップが細くなってしまい、非常に握りにくい。
余分な肉を削いで軽量化を図り、感度を向上させようという意図は
理解できますが、ある程度厚みが無いと手を放すまいと余計に手に力が入り、
逆に感度が落ちてしまうのではと個人的には感じます。
加えて軽い事が必ずしも感度を上げるとは言えません。
故に流行?のスケルトンリールシートなんかは僕にとっては論外。
感度以前に上手く握れず、キャストした瞬間にタックルもろとも
海に放ってしまうでしょう(笑)
申し訳ないですが、アレは見た目重視で実用的とは到底思えないです。
ここは非常に勿体ない気がします>_<
・・・と、ここまで66/TZについて現段階でのインプレは
一通り書き切ったんですが、タラタラ書き切った段階で
今さらながら思い出した事がありましたので少しだけ触れさせてください^^;
この66/TZはヤマガブランクスのロッドにおいて初めてトルザイトリングが
搭載された機種ですので、トルザイトについてもちょっと書いておきます^^;
66/TZには比較対象となるべくsicモデルが存在しないのでBLC-610のTiとTZでの
話となりますが、正直なところ、まだsicリングとの明確な違いは
僕にはわかりません(笑)
確かに軽くなっているので610/Tiと610/TZは振った感じから
全く別の竿になっており、当然テーパーデザインも変わっています。
が、トルザイトだからsicより良いか?と問われると回答に困ります^^;
飛距離に関しては確かに多少変わっている感じ…
…とりわけ糸抜けの良さは感じますが、
sicだと不利という程の変化までは無い?と思っています。
が、明らかに軽くなっており、振った感じ確実にシャープにはなっているので
好みの問題もあるとは思いますが、「進化」したと言って良いとは思います^^;
個人的には使い慣れたsicの方がしっくりきたかも(笑)
と、言う感じで僕にしてはかなり長く書きました。
使い込む中で書き足りない事については更新していこうとも思います。
少しでも今後購入を検討されている方の助けになれば幸いです^^
ちなみに・・・ブルーカレントもしくはヤマガブランクス製品について
マニアックな説明を受けたい・・・という要望があれば
コチラのコメント欄から問い合わせるとディープなお話が聞けると思います^^
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Waterside meeting
ヤマガブランクス フィールドテスター梶本氏ブログ
・・・丸投げしてスミマセン(笑)
年に2度程度しか発売されない限定モデル、今ならまだ手に入るみたいです^^b
※一部の画像はヤマガブランクスHPとヤマガブランクス専属
フィールドテスタープロショップである
TRESURE WORLDさんより転載させて頂きました。
検索ワードとしてブルーカレント関連が上位に結構あるので、
僕が所有している番手を中心に触ったことがある
番手のインプレを書いてみます。
少しでもブルーカレントという竿のイメージが掴めれば幸いです。
【ブルーカレント 66/TZ LTD】
僕が現在使用しているメインロッドで主にジグヘッド単体&
スプリットリグの釣りで使います。
【感度】
まず最初に、所謂パッツン系ロッドではありません。
ある程度の張りはありますが、レギュラーラインナップの
ブルーカレントシリーズ同様に「比較的曲がる竿」です。
ですので、パッツン系でひたすら「金属的感度」を追求したい方、
またはPro4シリーズを使った事のある方からすると
ちょっと違うな・・・という感覚を覚えるかもしれません。
ただ、Pro4の様な金属的な感度とは違いますが、既存ライトゲームロッドでは
トップクラスの必要十分な感度があると言えます。
逆を言うと、金属的感度のある竿は人間にもビンビン伝わる反面
魚の方にも違和感を十二分に与えています。
掛かれば問題ありませんが、吸い込みが甘くなり
結果として針掛かりが悪い・・・これを「食いが渋い」と
表現される方が居ますが、結構これ竿のせいだったりもします。
そういう意味では「魚に違和感を与えず、アタリを取れる」感度を
この竿は持っていると思います。
水深15m・・・岸釣りで言うとディープレンジに当たりますが、
この水深においても金属的な感度を持つPro4シリーズと
何ら遜色ない釣果を得る事が出来ます^^b
僕がブルーカレントを使うキッカケを作った張本人であるヤマガブランクスの
フィールドテスター梶本さんはPro4を使っていた当時の僕の横で
ディープレンジの釣りにおいてダブルスコア近い釣果を
叩き出している事からも、他社製品から乗り換えた事で釣果が
落ちるなんて事はありません。
→ 単純に腕の差じゃろうというツッコミはなしでお願いします(笑)
【魚とのやりとり】
Pro4と比べるとブランクに粘りやトルクがあり、
しっかりと曲がってくれる為、不意にターゲットに走られた際の
ラインブレイクやバラしは激減します。
特に2lb以下の細いラインを使用した場合はテキメン違いが出ます。(断言)
今年の4月から使っていますが、Pro4と比べると
魚のキャッチ率は格段に上がっています^^b
(参考)過去に所有していたPro4…4S-610SL、IR-64EX
本ロッドでは残念ながら尺超えサイズは獲れていませんが、
28cmまでなら釣り上げています。
※6月の釣行ではこのサイズがかなり連発していましたが、バラしやブレイクは0でした。
言わずもがなですが、グッドサイズのアジは足元で急に泳ぐ向きを変える為、
ドラグ調整を怠るとラインプレイクが頻発する…
…という経験をお持ちの方は多いと思います。
ドラグ調整など・・・>_< ―― と面倒くさがりの僕が
本ロッドではアベレージ20cm後半のアジを1度もラインブレイクする事なく
捕獲できていますので上述したラインブレイクのしにくさ、
バラしにくさはPro4の上を行くと言って良いでしょう。
6月の釣行は「曲がる竿」のメリットが発揮された1シーンだと思います。
好みの問題ですが、「パッツン系ロッドでとにかく掛けたい!」
という方には不向きかもしれません。
逆に、「掛けた魚は確実に獲りたい!」という方には
この竿だけでなくブルーカレントシリーズが向いていると思います。
【調子について】
次にテーパーデザインですが66/TZは610/TZと比較すると
多少先調子に設計されています。
一見分かりづらいですが、右下の73/Tiリミテッドとの比較図と、
右上の610/TZのベンドカーブを
じっくり見比べて頂くと違いが分かるかと思います^^;
僕の場合、同じ竿でメバルを狙う事を考慮して610/TZではなく
限定版の66/TZをチョイスしています。
購入の際には値段がちょっとばかし違うので庶民の僕はかなり躊躇しました(笑)
上記の理由としては、
根魚を掛けた際には根に入られる前に根から引き剥がさねばならない為、
バットだけではなくベリーにまで力のある先調子の竿が必要。
逆に青魚は胴でその突進をしっかりと受け止める胴調子の竿が必要。
この辺りは人それぞれで見解の違いはあると思いますが、
これがライトゲームを10数年やってきた自分なりの考え方です。
基本的にはメバル狙いに重きを置きたい為、若干ではありますが
先調子である66/TZをチョイスしています^^
610/TZも使わせてもらいましたが、感度を含む66/TZとの大きな性能差は
僕には感じられなかったので個人的な所有欲であったり、上述したような
若干のテーパーデザインの違い辺りに特別こだわりが無いのであれば
レギュラーラインナップでも全く問題無いと思います。
性能的に劣るとは思いません^^b
【改善して欲しい点】
・・・と、ここまで比較的ブルーカレントを褒めちぎっていますが、
悪い点も書かないとインプレとは呼べないので正直に書きます。
あくまで個人的な見解ですが・・・
まず、バットのロゴの向きが悪いです(笑)
魚を釣った後で竿と一緒に写真を撮りたいんですが、それが上手くいきません。
→ トップ画像もかなり撮るのが面倒でした(ー ー;)
というのも、僕は右投げ左巻きというオーソドックススタイルですので
ブルーカレントのロゴ位置だと魚と並べて撮影しようとすると
リールのハンドルが地面と接触してしまい、うまく撮ることが出来ません。
撮影の度にわざわざハンドルを外すなんて面倒な事は勘弁です^^;
右投げ右巻き、左投げ右巻きの方であれば問題ないのですが、
世の中は圧倒的にオーソドックススタイルの人口が多い!と勝手に思ってますので
ここはマジョリティを代表して意見させてもらいます^^;
ヤマガブランクスさん、ロゴの向きを変えてください(>人<;)(笑)
次にグリップ形状について。
個人的に66/TZのそれは細くて握りにくいです。
TZモデルになる以前のブルーカレントは握りやすいある程度肉厚な
EVAグリップだったんですが、上記リミテッドを含む新型のTZシリーズは
グリップが細くなってしまい、非常に握りにくい。
余分な肉を削いで軽量化を図り、感度を向上させようという意図は
理解できますが、ある程度厚みが無いと手を放すまいと余計に手に力が入り、
逆に感度が落ちてしまうのではと個人的には感じます。
加えて軽い事が必ずしも感度を上げるとは言えません。
故に流行?のスケルトンリールシートなんかは僕にとっては論外。
感度以前に上手く握れず、キャストした瞬間にタックルもろとも
海に放ってしまうでしょう(笑)
申し訳ないですが、アレは見た目重視で実用的とは到底思えないです。
ここは非常に勿体ない気がします>_<
・・・と、ここまで66/TZについて現段階でのインプレは
一通り書き切ったんですが、タラタラ書き切った段階で
今さらながら思い出した事がありましたので少しだけ触れさせてください^^;
この66/TZはヤマガブランクスのロッドにおいて初めてトルザイトリングが
搭載された機種ですので、トルザイトについてもちょっと書いておきます^^;
66/TZには比較対象となるべくsicモデルが存在しないのでBLC-610のTiとTZでの
話となりますが、正直なところ、まだsicリングとの明確な違いは
僕にはわかりません(笑)
確かに軽くなっているので610/Tiと610/TZは振った感じから
全く別の竿になっており、当然テーパーデザインも変わっています。
が、トルザイトだからsicより良いか?と問われると回答に困ります^^;
飛距離に関しては確かに多少変わっている感じ…
…とりわけ糸抜けの良さは感じますが、
sicだと不利という程の変化までは無い?と思っています。
が、明らかに軽くなっており、振った感じ確実にシャープにはなっているので
好みの問題もあるとは思いますが、「進化」したと言って良いとは思います^^;
個人的には使い慣れたsicの方がしっくりきたかも(笑)
と、言う感じで僕にしてはかなり長く書きました。
使い込む中で書き足りない事については更新していこうとも思います。
少しでも今後購入を検討されている方の助けになれば幸いです^^
ちなみに・・・ブルーカレントもしくはヤマガブランクス製品について
マニアックな説明を受けたい・・・という要望があれば
コチラのコメント欄から問い合わせるとディープなお話が聞けると思います^^
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Waterside meeting
ヤマガブランクス フィールドテスター梶本氏ブログ
・・・丸投げしてスミマセン(笑)
ヤマガブランクス 専属フィールドテスターショップ★★発送予定日につきましては折り返し連絡致... |
※一部の画像はヤマガブランクスHPとヤマガブランクス専属
フィールドテスタープロショップである
TRESURE WORLDさんより転載させて頂きました。
Posted by スパイク at 18:20│Comments(0)
│釣具