タックルインプレッション - ブルーカレント73TZ/NANO Professor -

スパイク

2015年10月26日 18:02

タックルインプレッション第5弾です。

実は本ブログの検索ワードの7割をブルーカレント関連が占めています( ̄O ̄;)

意外とニーズがあるみたいで書き手自身も驚いていますが、

今回も世の中の誰かの役に立つと思って書きます(^^)



さて、限定でいつでも入手できないモデルであるため、

夏にちょっと財布に無理させて買った73TZ/NANO Professor。

気付けば1年半で5本目のブルーカレント。。。お財布が痛い>_<



・・・今回は本機種に触れてみたいと思います。


決して限定…という部分だけに惹かれた訳ではありません(笑)






本ロッドは瀬戸内海のメバル用に購入しましたが、これまで中々使う機会がなく

ロッドスタンドの肥やしになっておりましたが、先日磯で大型のメバルを

狙うという企画でやっとこさ本格デビューを迎えました。

ま、結果としてメバルは釣れませんでしたが(笑)、尺絡みのアジが

相当数釣れましたのでインプレを書いてみます。



まず、本ロッドの調子はブルーカレントにしては珍しく比較的先調子な竿です。

先調子とはいえ、いわゆるパツパツ系のそれとは違って不自然な

ベンドカーブではなく、ヤマガブランクスらしい美しい曲がりは健在です。





【キャスト性能について】
トルザイトリングの恩恵も相まってか、自分のイメージよりも遠くまで

飛んでいくように感じます。

というよりもルアーが飛んでいく速度が速い?

ナノアロイの特性である復元能力が反発を高める為なのか

キャストがライナーで決まるので、結構な風のあるシチュエーションにおいても

ある程度戦える感じがします。

これも従来のロッドとは異質でかなり新感覚でした。




【ルアーの操作性について】
これに関してはブランクが変わったからといって特段変化は無いと思います。
(僕が気付いていないだけかもしれませんが。。。)

ただ、従来のブルーカレントシリーズよりも張りは強く仕上がってますので

ブルーカレントユーザーの方からすると若干の変化を感じると思います。

張りを強くしてあるので、メバルのミノーイングなんかには非常に良いのではと

思っております。




【魚とのファイトについて】
この竿について一番お伝えしたい点がここです!

まず、何といっても東レ ナノアロイテクノロジーを採用した新ブランク。
これの詳しい特徴はここでは割愛しますのでご存じない方は以下を参照してみてください。
『ナノアロイの効果について』



今回掛けた魚は尺ギリギリ無い程度のアジでしたが、その能力の一端を

体感する事が出来ました。

一番に感じたのは、「魚が勝手に寄ってくる」事です。

こんな言い方をすると少し語弊があるかもしれませんが、通常よりも

ファイト時間が短いです。確実に。

瞬間的に曲がる事は曲がるんですが、復元しようとする力が強いため

魚が勝手に寄ってくるような感覚を覚えるんだと思われます。

また、いつもと違ってPEラインを使っていた事もあり、

アワセ切れを考慮してドラグを少し緩めていたのですが、

このサイズのアジでも殆どドラグが出ません。

これは他のブルーカレントシリーズもある程度同様なので

そこまで驚くような事でもないのですが、他のブルーカレントは

ドラグが出ない代わりに竿がしっかり曲がります。

しかし、この竿は曲がっているような、そうでないような。。。

使っていて少し変な感覚になります。

恐らくこれがナノアロイテクノロジーの一端である耐衝撃性なのでしょう。

加えて「アワセ切れを考慮して〜」と上述しましたが、恐らくナノアロイが

今までのブルーカレントよりもクッションの役割を多く担う為、

アワセ切れを起こす可能性もより低くなるはずです。

謳い文句である「張りは強いが粘る」という性能を体感できた気がします。

尺絡みアジの突進を瞬時に相殺してしまうブランク性能にはかなり驚きでした。



また、使ってみたからこそ言えるのですが、本ロッドの静荷重比較図は

殆ど参考になりません。

瞬時の反発力というのは静荷重比較図では見る事が出来ないので、

あの図をそのまま鵜呑みにすると実際に手にした時に抱いていたイメージよりも

かなりオーバーパワーに感じるかもしれません。

そしてそれは魚を掛けてからさらに実感すると思います。

竿は曲がるのに魚に竿をほとんど絞り込ませないので、

従来の竿からするとかなり違和感を覚えます。

言葉では表現するのが難しく、伝わらないのがもどかしい感じですσ(^_^;)



73TZ/NANO Prof.の静荷重比較図 画だけではわからない秘めたるパワー。。。




【合わせるリールサイズについて】
僕自身は7フィート前半までであればダイワでいう2000番、

7フィート後半を超えてくるのであればダイワの2500番と決めています。

よって現在はセルテート2004フィネスカスタムを装着していますが、

これだけパワーのあるロッドですのでターゲットによっては

2500番を合わせても良いと思っています。



また、ラインに関してはPEラインがベストマッチです。

PEラインを使用してこそ、この竿の真価が発揮できるような気がします。

0.4号程度の細めの番手を使って竿の性能で獲る、というのが

現時点での個人的なイメージでしょうか。







・・・てな感じでまだ1釣行で掛けた魚も50匹に届くかどうか、

という時点での感想です。

現時点では使用感が新し過ぎてまだまだ悪い部分にまで目が向いておりません^^;

ただ、使っていて非常に楽しい事は事実です。

しばらく何処へ行くにも連れていってみようと思います!

インプレの続き、忘れてなければ更新していきますので

興味のある方は覗いてみてください^^





本ブログは一般人の戯言なので、毎度の事ながら

製品の詳しい質問についてはコチラのブログコメント欄からお願いします(笑)
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ヤマガブランクス フィールドテスター梶本氏ブログ




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